みりんさんから熱を得、オルゾフ教さんから指針を頂いたイゼットキマイラ。
実際にオルゾフ教さんのほぼコピーリストを使ってみて得た経験から、自分好みに変更してみました。

■デッキリスト
メイン(60)
・土地(24)
4 蒸気孔
4 イゼットのギルド門
7 島
5 山
2 変わり谷

・クリーチャー(8)
4 若き紅蓮術師
4 魔心のキマイラ

・ソーサリー(4)
2 ミジウムの迫撃砲
2 予言

・インスタント(21)
4 イゼットの魔除け
4 変化/点火
3 解消
3 蒸気占い
2 サイクロンの裂け目
2 稲妻の一撃
1 急速混成
1 本質の散乱
1 対抗変転

・プレインズウォーカー(1)
1 記憶の熟達者ジェイス

・アーティファクト、エンチャント(2)
2 パーフォロスの槌

サイド(15)
4 潮縛りの魔導士
2 否認
2 対抗変転
2 霊異種
1 記憶の熟達者、ジェイス
1 ミジウムの迫撃砲
1 反逆の行動
1 真髄の針
1 急速混成

■各種カードの採用・変更・リストラ理由
・まずは土地から
《変わり谷》を採用し、早い段階からカウンターを構えつつライフを詰めれるように。土地を1枚減らした理由はもちろんインスタント・ソーサリーの数を増やすためです。
この変更点から《霊異種》や《ジェイス》といった重いカードを減らすことにしました。この2枚は勝ち手段として機能していたものですが、《パーフォロスの槌》のカードパワーを実際に使って体験したことで変更しても差し支えないという感触を得たのも大きな理由です。
これによりインスタント・ソーサリーの枠は差し引き2枚増えたことになります。
また、《変わり谷》2枚採用による色事故発生率上昇の懸念から、泣く泣く《解消》を1枚《対抗変転》にチェンジしました。

・キマイラ、紅蓮術士
説明不要のキーカード。着地は大抵の場合でカウンターの加護を受ける5~6t目。それでも並みのコントロールよりかは早く、アグロ系にも2~3t目には合わせられる優秀なカード達で、イゼット中速というアーキタイプを成立たらしめていると感じます。

・ドローソース
《蒸気占い》3枚に《予言》3枚。元々《蒸気占い》4枚でしたが、手札にだぶつくとほぼ確実に負けが見えることから、枚数を減らして代わりに《予言》を追加した形です。土地を24枚に減らしたことと《ジェイス》を1枚抜くにあたり、《予言》をさらに追加して、この枚数比となりました。

・火力
ここでの火力とは「プレイヤーにも打てる呪文」を意味します。したがって《変化/点火》4枚、《稲妻の一撃》2枚の計6枚がそれに該当します。
私はこのデッキをクロックパーミッション系のデッキとして捉えていますので、ライフを削らないことには結局のところ勝てないと考えています。
しかし、クロック自体のパンチ力はあるもののが対処が容易なため、それだけでは削り切れないこともままあるかと思います。そこで押しの一手(もしくは二手)として火力が必要となります。《神々の憤怒》をリストラしてまで《稲妻の一撃》を採用する理由はそこにあります。

・必殺の武器、theパーフォロス☆ハンマー
押しの一手が必要だが火力が足りない。というわけで増量です。

・除去
《ミジウムの迫撃砲》2枚に《急速混成》1枚。サイドにもそれぞれ1枚ずつとってあるのは煮え切らないからですね。どちらもメリット・デメリットがあるので。ここの枠はどういったデッキを仮想敵としてみるかで変動しそうです。

・カウンター
《解消》と《対抗変転》については前述の土地変更が主な理由です。
《本質の散乱》は《変化/点火》が間に合わない、もしくは1枚で乙する脅威のために1枚差し。正直もう一枚くらいは欲しいので、《サイクロン》や《予言》辺りの枠を要検討。
サイドの《反論》を《否認》に変えた理由は「回りに青単を見かけなかったから」。いわゆる地域メタってやつです。回りに多いようなら変えちゃいます。

・《イゼットの魔除け》
基本的には2ドロー2ディスカードとして見ています。ディスアドだろうが何だろうが、とにかく《キマイラ》の打点をあげることと、有効牌を引き入れることが大事だと考えているためです。打消しや生物2点モードはハマればラッキー程度。
とは言うもののそのラッキー発生率にも期待を込めて、4枚採用と相成りました。


・・・久々に頭を使った気がします。このデッキを調整していると《燃立つ復讐》デッキを調整していた頃が思い出されて、ついつい没頭しちゃいますね。
油断すれば一発で負けに転じる岩山を前に、ほっそいほっそい勝ち手段を隙間隙間に通しながら、勝利を手繰り寄せるスタイルが性にあってるんでしょうか。

ともあれ、まだまだこのイゼットは楽しめそうです。


-雑では勝てない。ゆえにイゼット。 --

コメント

さぬきち
2013年11月23日2:21

とこどでゴブリンの電術師はどうです?

コンドウ
2013年11月23日2:35

>>-雑では勝てない。ゆえにイゼット。 --
感じ入りました。確かにそうだと思います。
思考放棄したガン積みだらけのデッキでは勝てない。
小さな細かい個所での枚数調整が必要。
でもなんとか勝てるようになれる。
ある意味、ビルダーの地力が試されるカラーリングだとも思います。

リンクさせて頂きました。

もしゃ
2013年11月23日8:16

最近、コピーデッキを雑にイジって使ってる自分にとっては耳が痛い。
RTR初期のラクドスアグロをチマチマ調整してたころの情熱を取り戻しました。

みりん
2013年11月23日16:39

青信心タッチ赤は結構強くて普通に勝てるんですが、勝てるときは青信心のカードだけで押し切れて勝ててしまうので(笑)、あまりイゼットっぽくないんですよね。
やっぱりこんなピーキーで綱渡りな感じがイゼットらしくていいですね!
今後とも応援させていただいております。

たっくん@青トロン
2013年11月23日17:02

解消から対抗変転?色きつくなってね?

CAMEL
2013年11月23日21:29

>>T.Oさん
ゴブリンの電術士を採用しちゃうとまた形を変えなきゃならないと思ってる。採用しないこの形でまずは煮詰めてみるよ。

>>コンドウさん
こちらもリンクさせて頂きました。
最後の一文は、ふと抱いた感覚をクサいとは思いつつも書き込んだものなんですが、共感していただいたことに素直に喜びを感じます!
イゼットで楽しむ者として、もっとイゼットで楽しむために精進します!

CAMEL
2013年11月23日21:49

>>もしゃさん
様々なコピーデッキを雑にいじって使っても、一つのデッキにこだわり続けても、要は楽しめれば良いと思います!
もしゃ先生の次回作に期待・・・ですねw

>>みりんさん
青信心タッチ赤も私にとっては魅力的なデッキに感じます。ただお財布事情が使うことを許してくれないんですけどねw
みりんさんのレポートも楽しみにしています。

>>たっくんさん
青青よりも青赤の方が出しやすいと思っての変更です。もっと言えば、「二色土地、山、変わり谷」のハンドをキープできるようにしたかったんです。
ともあれ土地構成とカウンター構成もう一度見直してみます!

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